冬キャンプに行くのってどうなんだろう
初めて冬キャンプに行くときは、不安だらけですよね。冬キャンプには危険が付きまといますが、しっかりと準備を整えて行けば、冬キャンプならではの魅力がたくさんあります。
今回は、筆者が実際に2021年12月18-19日で冬キャンプに行った体験を紹介するとともに、冬キャンプの魅力・極寒キャンプの準備をお届けいたします。本記事を読んで、より豊かなキャンプライフを送っていきましょう!
この記事を読むと下記のことが得られます。
- 冬キャンプの体験レビューが見れる
- 冬キャンプに必要な準備がわかる
- 冬キャンプの魅力がわかる
私は幼少期の頃からボーイスカウトを通じて、アウトドアを体験してきました。
今は趣味としてキャンプを嗜んでいます。
私が培ってきたキャンプの知見を皆さんにお届けいたします。
このサイトでは生活の効率化を追求しています。
他にも暮らしに役立つ情報が盛りだくさんなので、ぜひ読んでみてください。
冬キャンプの魅力とは?
まずは、冬キャンプの魅力をお伝え出来たらと思います。
「キャンプは春や夏だけでしょ。」「寒い中キャンプに行っても辛いだけでしょ。」っと思っている方いるかもしれませんが、冬キャンプでしか味わえない魅力がたくさんあります。その中でも筆者が考える一部をお伝えできればと思います。
キャンプ場が空いている
夏などのハイシーズンですと、
- キャンプ場が混んでて予約が取れない。
- 人気のキャンプ場だともっと予約が取りづらく、予約開始からパソコンに向かってないといけない。
- 人が多く密集しすぎて全然気が休まらない。
- 道中の高速道路などで渋滞がある。 etc.
なんてことがあります。
ですが、冬キャンプは皆が避ける傾向にあるので行きたかったキャンプ場の予約が取れるうえ、キャンプ場が空いているので密集することなく他の人と間隔を空けてプライベート感あるキャンプを楽しめることができます。
虫がいない
キャンプは好きだけど、虫は嫌い。なんて人もいるかと思います。夏キャンプだと、蚊やブヨなどに刺されたり、料理をしているのに食材に虫が付く、ゆったりしてるのに虫が近くにきて虫音が鬱陶しい。なんてこと、経験あると思います。
冬キャンプはその心配がほとんどありません。冬こそまったりと自然の中でくつろげる季節だと思います。
汁物がおいしい
冬キャンプの気温0度前後の中で食べる鍋は絶品です。アウトドア飯で2割増しでおいしい上に、汁の暖かさが体に染みこんできます。体の中から温まり、器があったかく、白い息が神秘的です。
おいしいだけでなく、冬キャンプは火力の調節が難しいのですが、鍋をはじめ汁物料理は、調理において繊細な火力調整も必要なく、調理も鍋に適当な分量を入れて煮込むだけなので、ほとんど失敗がなくおいしい料理が食べられます。
神秘的な景色
冬は空気が澄んでいて景色がきれいなのを含め、雪化粧や木々が紅葉などで色づき、神秘的な景色が心を癒してくれます。寒い中、あったかいコーヒーを持ち、景色を楽しむ。そんなキャンプを楽しめるのは冬キャンプでしか味わえないと思います。
【冬キャンプ体験記】実際に行った見た感想!(2021年12月18-19日)
ここからは、筆者が実際に行った冬キャンプの工程をご紹介するとともに、冬キャンプにおいて準備していたことや注意点をお伝え出来たらと思います。
天気としては、2日間快晴だったのですが、前日に若干の雪が降り、なおかつ、天気予報では「今年一番の大寒波」と言われる中キャンプに行きました。なんとその気温は最高気温2度、最低気温-8度という環境でした!
キャンプした場所は以前の記事でもご紹介した、富士五湖は西湖に訪れました。
18日AM8時:「西湖・湖畔キャンプ場」到着
今回お邪魔したのは「 西湖・湖畔キャンプ場 」になります。湖に面した湖畔キャンプ場でフリーサイトのキャンプ場になります。
<西湖・湖畔キャンプ場 概要>
住所 | 〒401-0332 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖207-7 |
電話 | 0555-82-2858 |
チェックイン | AM 8:00~ |
チェックアウト | AM ~11:00 |
公式サイト | https://saikohan.com/ |
フリーサイト(先着順)なので、チェックイン開始と同時に入れるようAM8時を集合時間としました。
前日に雪が降ったこともあり、道路の一部は凍っていました!
車移動でのキャンプだったのですが、ノーマルタイヤだったため前日に慌ててチェーンを購入しました。ほんの一部の凍結だったため、チェーンの活躍はありませんでしたが、持っていることの安心感がありましたので、車移動での冬キャンプをされる方はタイヤのチェーンもしくはスタットレスタイヤ必須道具です。
到着した後は、受付をして、キャンプサイトを決めて、いざ設営へ!っと思ったのですが、
風が強い!!!
テントを建てようにも風に取られて建てることができません。なので、いつもの設営順ではなく、ペグダウンをしっかりしてからの設営をおこないました。いつもはピンペグを使っているのですが、しっかりとした鍛造ペグを使用しました。
冬キャンプは気温差による風の強さもあるので、風対策はしっかりとおこないましょう。自分の身の危険はもちろん、周りのキャンパーに迷惑をかけることになります。
そんなこんなで設営を完了しました!雪化粧とともに建つテントが過酷さを物語っていますね笑
18日AM11時:「フォレストモール富士河口湖店」へ買い出し
買い出しに訪れたのは、「フォレストモール富士河口湖店」 です。富士五湖キャンプをする人は、ほとんどが立ち寄るのでは?と思うほど、 スーパー「マックスバリュ」をはじめ、ホームセンター「DCMくろがねや」、100円ショップ「ダイソー」など揃っています。
< フォレストモール富士河口湖店 概要>
住所 | 〒401-0302 ⼭梨県南都留郡富士河口湖町⼩⽴8017-1 |
営業時間 | 各ショップにより異なります。 <マックスバリュ>AM 7:00~PM 23:30 |
公式サイト | https://fujikawaguchiko.forest-mall.com/ |
ここで食材、飲み物だけでなく、「ホッカイロ」を買い込み、さらに持ってくるのを忘れてしまった「手袋」「ネックウォーマー」を買い準備万端です。
冬キャンプにおいて準備は大事ですが、持ってくるのを忘れたからといって、現地で購入することをケチってしまうと寒さ対策が不十分になってしまいます。寒さに対してだけはしっかりと対策しましょう!
ちなみに、 「フォレストモール富士河口湖店」 からはキレイな富士山が見えました。
18日PM1時:昼食開始・防寒対策
買い出しから帰ってきてからは、ずっと食べて・飲んでました笑
風は相変わらずの強風だったため、タープが飛んでしまう危険性を感じて、片すこととしました。天気が快晴だったことからの判断ですが、風向きに適したタープの張り方をすることをしっかりと把握しておくべきだったなと反省しました。
寒さには耐えれる服装をしていましたが、風に対しての対策は不十分だったところもあるので、風を通さない防寒着を選ぶことが大事なように思えます。ちなみに私はこのキャンプにおける最大防寒は、
頭 | 無し(ニット帽や耳あてにもなるフライトキャップを持っていけばよかったと後悔) |
首 | ネックウォーマー、マフラー:計2枚 |
上着 | ヒートテック、ヒートテック極暖、トレーナー、フリース、ダウン、ウインドブレーカー:計6枚 |
ズボン | ヒートテック極暖(ズボン下)、ジャージ、ズボン、スキー用ズボン:計4枚 |
靴下 | 靴下、厚めの靴下、厚めの靴下:計3枚 |
でした。これでもかという防寒であると同時に、一番外に風を通らないものを着るとともに、下になるほど熱を通す素材を着るように、着る順番にも気をかけました。
重ね着はすればするほど暖かいわけではありませんので、しっかりと着る順番も考えておきましょう。
18日PM6時:夕食準備
夕食準備は鍋を作るべく、土鍋を用意しました。土鍋は温まるのは時間がかかるのですが、一度温めれば寒さに耐えてくれるので、冬キャンプにおいては結構役に立ってくれます。コンパクトで軽いアルミの鍋でもいいのですが、作ってすぐに冷めてしまう。冷めてしまうとおいしくない。という循環が生まれてしまうので、土鍋やダッチオーブン等で鍋料理をするのがおすすめです。
18日PM9時:就寝
焚火を終えて早めの9時に就寝。しっかりと火が消えたことを確認してから、就寝しましょう。
一番寒い時間から少し早めに就寝するのも一つポイントです。寒すぎて寝れないこともあるので、その前に就寝してしまう事がいいかと思います。また、テント内においても寒さ対策は絶対です。気を付けていたことは、
- 寒さは地面からくるので、2枚以上のマットを敷くこと。(コット(ベット)があるとなお良し)
- 寒さに適応した寝袋を使用すること(寝袋のスペックには快適温度と限界温度があります。しっかりと理解して購入検討しましょう)
- 寝袋の中に、ホッカイロを入れて寒さ対策
- 靴は外に出しておくと、朝露によって濡れて凍ってしまうので、テントの中に入れておくこと
が挙げられます。
ちなみに、私は封筒型の寝袋を使用しているので、頭が寝袋から出る形になってしまうのですが、朝起きたら髪の毛に霜が降りてました笑
なぜ冬用寝袋がマミー型が多いのか身を持って体験した睡眠でした。冬用寝袋を買う方はマミー型の寝袋を検討することをお勧めします。
19日AM8時:起床・朝食
朝食は簡易にチキンラーメン。起きたての冷え切った体にラーメンの汁が染みわたります。
冬キャンプでの、朝食は簡易でも構わないので、コーヒーやスープ、みそ汁など、あったかい汁物は必ず体温を温めてくれるでしょう。
19日AM10時:撤営
11時のチェックアウトに向けて撤営です。冬キャンプで一番の敵は「洗い物」ですね。事前に100円ショップなどで、洗う時用のゴム手袋を買っておいたのが助かりました。こういう部分はしっかりとした準備が快適なキャンプを送れるのだとしみじみ感じました。これを持っていなければ、面倒にはなりますがそのままで一気に持ち帰り、家で洗い物をした方が良いでしょう笑
忘れ物をチェック、自分のサイトのゴミ拾いをして、キャンプ場を後にしました。
19日AM11時:「富士眺望の湯・ゆらり」へ
寒空の中の過酷なキャンプを終えたら、身も心を温めてくれる温泉へ!
これがあるからキャンプはやめられない。っと感じてしまうほど、温泉は気持ちよかったです。辛い困難を乗り越えた先に至福のひと時がある。そんなひと時を与えてくれるのが冬キャンプだと思います。
< 富士眺望の湯・ゆらり 概要 >
住所 | 〒401-0320 山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢8532−5 |
営業時間 | 平日:AM 10:00~PM 21:00 土日祝:AM 10:00~PM 22:00 |
公式サイト | https://www.fuji-yurari.jp |
【冬キャンプ体験記】実際に行った見た感想!
私の実体験をもとに、冬キャンプの準備と気にしたポイントを紹介してきました。これから冬キャンプを始める方はしっかりと準備を整えて冬キャンプに臨みましょう。
冬キャンプは過酷なものですが、過酷だからこそ得られるものがありました。前述した「冬キャンプの魅力」はもちろんですが、私の場合は、一緒に行った人たちとの関係が一つ上がったように感じます。今までは友人だったのが、ともに過酷さを味わい、戦友になった感覚がありました笑
何年か経ってこの過酷さを笑い話にできたらと思います。
皆さんのキャンプライフが豊かになるように沢山のキャンプ記事を書いているので下記の参考記事をぜひとも参考にしてください。
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