【初心者必見】バーボンウイスキーとは【由来・特徴・銘柄まで解説】

バーボンウイスキーとは

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近年ではハイボールブームによってウイスキーの人気が上がっています。その中でも皆さんが知らず知らずに飲んでいるのがバーボンウイスキーです。飲食店で多く取り入れられ、甘い香り・味わいから人気のウイスキーとなります。ここでは、バーボンウイスキーについて解説していきます!

得られること

  • バーボンウイスキーについて熱く語れるようになる
  • 自分の好きな銘柄を見つける手立てになる

私の結論をズバリ一言でいうと、バーボンウイスキーは初心者におすすめのウイスキーです!

筆者に関して

不動産メガネ

ウイスキーを飲んでて銘柄によって味わいが全く違いすぎて戸惑った経験があるかと思います。テキトーに頼むとスモーキー過ぎて飲めなかったり….最初にラフロイグを飲んだ時には驚きました。ウイスキーの大まかな種類を知るだけでも、自分が好きな銘柄を見つける手助けになります。今回はバーボンウイスキーを解説していきます。

目次

バーボンウイスキーとは|由来を知る

バーボンウイスキーの「バーボン」とは、発祥地であるバーボン郡が名前の由来となります。単純にバーボン郡で製造されたウイスキーということで、バーボンウイスキーと呼ばれるようになります。

アメリカ合衆国が建国した1789年、牧師のエライジャ・クレイグにより最初にバーボンウイスキーが造られたと言われています。

その後アメリカではバーボンウイスキーが拡がり蒸留所も多くできましたが、1920年代に施行された禁酒法によって、ケンタッキー州にあるバーボン蒸留所の半分が廃業に追いやられました。現在バーボンでは蒸留所が1箇所もありません。

余談ですが、郡名のバーボン(Bourbon)とはフランスのブルボン王朝が関係しています。Bourbonは、フランスではブルボンと読みます。1775年から1783年に起きるアメリカ独立戦争の際に、イギリスと敵対するフランスがアメリカへ加勢しました。これによりアメリカは戦争に勝利し、独立を獲得できたので、第3代目アメリカ大統領であるトーマス・ジェファーソンが感謝の意を込めて、ケンタッキー州の一部地域にブルボン王朝にちなんでバーボンと名付けました。

バーボンウイスキーとは|特徴を知る

バーボンウイスキーの定義

アメリカでは連邦アルコール法によって、バーボンウイスキーは以下のように定義されています。

  • アメリカ国内で製造する
  • 主原料であるトウモロコシの使用比率が51%以上
  • アルコール度数は80度以下で蒸留する(連続式蒸留機)
  • 新樽(種類はホワイトオークで内側を焦がしたもの)でアルコール度数が62.5度以下で熟成
  • 水以外は加えずにアルコール度数が40度以上で瓶詰め

またバーボンウイスキーでは弱アルカリ性の硬水が使用されてます(一般的には軟水が使用される)。そのため製造過程で糖化や発酵に不向きな弱アルカリ水のpHを調整する必要があります。調整方法として、バーボン独自の方式である「サマーマッシュ法」が行われます。

サマーマッシュ法とは
バーボン・ウイスキー製造で採用されている方法に、サワー・マッシュ法がある。前回蒸溜のさいに生じた蒸溜残液(アルコール分が取り除かれた残液、スティレージュと呼ぶ)の上澄みを、新しく糖化させようとするコーンなどの仕込み水に25%ほど加える方法。

サントリー ウイスキーの用語集より

バーボンウイスキーの熟成方法

バーボンウイスキーは暑い環境で貯蔵されるため、熟成が早く進みます。そのため熟成される年数の規定はありません。

熟成期間が4年未満のものは、ラベルに熟成期間を表記するように義務付けられています。バーボンウイスキーでは、ラベルに熟成期間の表記されていないものが多いですが、4年以上の熟成期間を経ているという意味になります。なお2年以上の熟成されたものは、ストレートバーボンと名乗ることが可能になります。

また熟成に用いる樽は、内側を焦がした新品のホワイトオークです。新樽を用いることにより、樽のエキスを短期間で吸収することができます。これにより熟成期間が短くても完成された味わいを楽しめることができます。とはいえ落ち着いた深みのあるリッチな味わいを楽しみたい場合は、熟成期間が長いものをおすすめします。

アルコールの度数

バーボンウイスキーのアルコール度数は、PROOF(プルーフ)で表示されます。
プルーフはアルコールの強さを示す単位で、アメリカンプルーフの場合は0.5倍するとアルコール度数がわかります。例えば120プルーフなら「120×0.5=60」でアルコール度数60度となります。近年ではアルコール度数が並列して記載されているボトルが多いです。

バーボンウイスキーのアルコール度数は、62.5%以下と規定されています。主にアルコール度数40~50%が流通しています。
初心者は飲みやすい40%程度のボトルがおすすめで、飲みごたえを求める上級者の方はアルコール度数50%以上のボトルからお選び下さい。

香りや味わい

バーボンウイスキーは、内側を焦がしたホワイトオークの新樽を熟成で用いるため、香ばしいキャラメルや甘いバニラ・ココナッツのような味わい・香りを楽しめます。

またバーボンウイスキーの中で、フレーバードウイスキーという種類があります。バーボンウイスキーの原酒にハニー・アップル・シナモンといったフレーバーを添加したものです。ジャック・ダニエル テネシーハニーやジムビーム・ハニーが有名です。

フレーバードウイスキーはアップルやハチミツ、紅茶といった幅広いレパートリーの味わいがあります。またアルコール度数が低いため、初心者にも人気です。なお、日本の酒税法ではリキュールとして分類されています。

バーボンウイスキーの種類

ストレート・バーボン

バーボンウイスキーなの中でも2年以上熟成したものが、この名を呼べるようになります。

バーボンウイスキーは熟成するのが早く、熟成年数が表記されていない物が多いが、やはり本格派として言われるのはストレート・バーボンです。

8年、12年といった熟成期間を経ると、味わいに深みや緻密さが増して、まろやかになります。

シングル・バレル・バーボン

他の樽で熟成された原酒をブレンドせず、単体樽で瓶詰めされた物を示します。通常は他の熟成樽とブレンドすることによって味・香りを調整しますが、シングル・バレルは樽単体の個性で勝負しています。希少かつ唯一無二の個性が楽しめます。

スモール・バッチ・バーボン

少数精鋭の熟成樽(5〜10種類)を選びブレンドしたバーボンウイスキーを示します。こちらも個性的で希少性も高いです。

バーボンとテネシーウイスキーの違い

バーボンウイスキーは、アメリカ国内で生産される規定はありますが、その他の細かい州における規定はありません。

逆にテネシーウイスキーは、テネシー州で造られることが法律で定められています。
ただ製法がバーボンウイスキーの条件を満たしているので、バーボンウイスキーにも分類されます。

テネシーウイスキーの特徴としては、「チャコールメローイング製法」を用いることです。蒸留された原酒をサトウカエデの炭で濾過することにより、雑味が排除され、まろやかな味わいと少しの甘みが生まれます。

単独の銘柄として世界で1番売れているアメリカンウイスキーは「ジャックダニエル」ですが、こちらはテネシーウイスキーになります。

バーボンウイスキーとは|おすすめ銘柄を知る

下記に知っておきたい有名銘柄を紹介します。大手メーカーが手がけるバーボンでは、西武の荒野でカウボーイが飲んでいるようなカントリー派と、ニューヨークの摩天楼を眺めながら飲みたくなるアーバン派の二つに分けられる。

カントリー派(PR)

  1. アーリータイムズ イエローラベル【度数:40度
  2. ジムビーム【度数:40度】
  3. ワイルドターキー8年【度数:50度】

アーバン派(PR)

  1. メーカーズマーク【度数:45度】
  2. I.W.ハーパー ゴールドメダル【度数:40度】
  3. フォアローゼズ【度数:40度】
  4. ジャック ダニエル ブラック【度数:40度】

バーボンウイスキーとは|まとめ

私の結論をズバリ一言でいうと、バーボンウイスキーは初心者におすすめのウイスキーです!

これであなたもバーボンウイスキーについての歴史・製造方法・銘柄まで知られ、バーボンウイスキーについて熱く語れるようになったかと思います。

まずは、ウイスキー購入して自宅で飲んでみましょう!下記の記事から宅飲みセットと厳選されたウイスキーの試飲用ボトルが毎月届くセブスクもご紹介しています。

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この記事を書いた人

大学卒業後、大手建設会社で設計士としてマンション・アパートを設計。その後、不動産業界でフルコミッションの営業マンへ。
営業マンを6年続けた後に自分で不動産会社を設立し経営者となりました。不動産業界はアナログな環境なので、業務上での効率化を徹底的に追い求めています。

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