読者の悩み
- オーダースーツのオプションって多いけど何を追加すれば良いの?
- オーダースーツを作ったけど失敗した…なぜだ…
- オーダースーツを作りたいけど、失敗したくないから基本的な事は知っておきたい
こちらの記事ではオーダースーツを作る上で生まれる上記の悩みに答えていきます。
本記事で得られること
オーダースーツを作る上でやるべきオプション知られます!
- ラペル
- ウエストライン
- ベント
- ポケット
- ボタン
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2021/12/suit-glasses-man-1-1-300x211-1.jpeg)
不動産営業マンとしてスーツは大切です。
オーダースーツを何度も作成し、失敗を重ねながらスーツ雑誌を読んで知識を蓄えた私が解説します。
■オーダースーツでおすすめのオプション
①ラペル
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/ラペル.jpg)
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/ラペル.jpg)
ラペルとはスーツの襟部分は指します。
ラペルの形状や幅で印象が変わるので、大切な部分です。
ラペルの形状
ノッチドラペルとピークドラペルの2種類があります。
ノッチドラペルは、スーツに使用されている定番の形状になります。
ピークドラペルは、襟先が上を向いていてダブルスーツなどに使用されています。
ノッチドラペルよりもドレッシーな印象を与えるので結婚式やフォーマルな場で着るスーツにおすすめです。
ノッチドラペルは、ビジネスシーンで着る
ピークドラペルは、フォーマルな場で着る
ラペルの幅
ラペルの幅は、細い・普通・太いの3種類があります。
幅が細いタイプ
ラペルの幅が7.0cm・7.5cmを指します。
洗練されたシャープな印象を与えます。
モードスタイルのブランドスーツや60年代をモチーフにしたスーツに用いられます。
7.0cmはビジネスシーンでは、少し細い印象を与えます。
幅が普通タイプ
ラペルの幅が8.0cmを指します。
ビジネスシーンに適したサイズです。何も問題はありません。
幅が太いタイプ
ラペルの幅が8.5m・9.0cmを指します。
クラシックで堂々とした印象を与えます。
9.0cmはビジネスシーンでは華やか過ぎる印象を与えるので、使用するシーンが選ばれます。
細いタイプ(7.0cm)は、モードスタイル
普通タイプ(8.0cm)は、ビジネスシーン
太いタイプ(9.0cm)は、パーティーシーン
■オーダースーツでおすすめのオプション
②ウエストライン
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/ウエスト.jpg)
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/ウエスト.jpg)
ウエストラインは、絞るか否かの2種類が選択できます。
体型や与えたい印象によって分けましょう。
絞ったスタイル
ウエストラインが高く見えるのでスタイルが良く見えます。
現代的なスタイルで相手にスタイリッシュな印象を与えたい場合に着ましょう。
絞らないスタイル
ボックス型とも言われます。
クラシックで貫禄のある印象を与えます。
ウエストが気になる方は、こちらがオススメです。
絞ったスタイル・・・スタイリッシュな印象を与えた方、細身
絞らないスタイル・・・クラシックな印象を与えたい方、ウエストが気になる方
■オーダースーツでおすすめのオプション
③ベント
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/便と.jpg)
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/便と.jpg)
ベントとは、背中の切れ目部分を指します。
サイドベンツ、センターベント、ノーベントと3種類があり、
こちらもビジネスシーンフォーマルなシーンで分けられます。
サイドベンツ
背中両脇を切り分けたスタイルです。
これはスリッドが2箇所入っている為、複数形としてベンツと呼びます。
センターベントよりも背中幅にゆとりができるため、ウエストラインをシェイプすればするほど美しさが際立ちます。
このデティールは、ブリティッシュスーツに多く用いられています。
丈が長めのスーツと相性がよく、クラシックなイメージが好きな方におすすめです。
センターベント
背中の真ん中で下部で切り分けるスタイルです。
テーラー用語で「馬乗り」を指します。
これは乗馬をする際に、見苦しいシワができないように、さらに乗りやすいように生み出されました。
このデティールは、イタリア調のスーツに多く見られます。
細みで丈が短く、現代的なスタイリッシュのスーツが好きな方におすすめです。
ノーベント
背中にスリッドが入っていないスタイルです。
最もドレッシーなスタイルで、タキシードなどの運動量が必要ない服に用いられます。
後ろ姿がセクシーで最も男らしく見えるデザインです。
サイドベンツ・・・ブリティッシュスーツ、クラシックな印象
センターベント・・・イタリアンスーツ、スタイリッシュな印象
ノーベント・・・タキシードに用いられる、最もドレッシーな印象
■オーダースーツでおすすめのオプション
④ポケット
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/ポケット.jpg)
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/ポケット.jpg)
ポケットの種類は簡単に言うと、4種類になります。
種類によって与える印象や利用できる場面が変わりますので、こちらも覚えましょう!
フラップポケット
ビジネスシーンで着用される基本的なデザインです。
フォーマルな場やパーティーでは相応しくないです。
スラントポケット
少し斜めにカットされた腰ポケットです。
斜めにすることでシャープな印象を与えるので、細く見せたい方にはおすすめです。
腰回りをスッキリ見せる視覚効果があります。
チェンジポケット
ポケットの上に小さいポケットが配置されているタイプです。
小銭を入れるために作られ、チップの文化が普及しているヨーロッパでスマートにチップを出せるように設置されました。
プリティッシュスタイルのスーツでよく見られます。
普通のポケットの上に設置されるため、目線が上部に行き、
視覚的にウエストの位置が上がって見える効果があります。
ノーフラップポケット
フタが無いタイプです。
タキシードに用いられるので、フォーマルな場に適します。
フラップポケット・・・ビジネスシーンに適します
スラントポケット・・・シャープに見せる視覚効果が有り
チェンジポケット・・・ハイウエストに見せる視覚効果が有り
ノーフラップポケット・・・フォーマルな場で適します
■オーダースーツでおすすめのオプション
⑤ボタン
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/ぼらん.jpg)
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/ぼらん.jpg)
ボタンの色・素材・個数で印象や適している場が変わります。
ボタンも与える印象が大きいので是非ご参考にして下さい!
色
ビジネスシーンの場合では、全て同じデザイン・色にするのが鉄則となります。
デザインと色をバラバラにすると、正統派な印象から崩れてしまいます。
スーツの生地と同系色にすると統一感が出やすくなるのでおすすめです。
素材
素材も様々あり、代表的な4種類をここで紹介します。
素材で印象が変わるので、こちらも覚えましょう。
水牛
水牛は天然素材の中で1番おすすめです。
基本的には黒色ですが、茶色、ベージュなどもあります。
色目が薄くなるほど貴重で高級品と言われております。
非常に耐久性が高く、長年使用しても変色しません。
スーツやコート最高ランクのボタンとして位置している為、
高級感は抜群で水牛のボタンを付けているだけでスーツのランクを1つ上げると言われております。
ナットボタン
南米エクアドルのタグワヤシの実が原料です。
染色できるほか、経年変化するのが特徴です。
ネイビーのスーツに合わせるとシックな雰囲気に仕上がります。
貝ボタン
天然の貝を加工して作られたボタンです。
パールの光沢や質感が美しく少しドレッシーな雰囲気を出します。
フォーマルスーツに使用される場合が多いです。
プラスチック樹脂
染色しやすくデザインが豊富です。
加工の技術も上がっているので予算面で選択しましょう。
水牛・・・最高級ランク
ナットボタン・・・経年変化するのが特徴
貝ボタン・・・ドレッシーな雰囲気を出す
プラスチック樹脂・・・安価、でも技術は向上
個数
シングルタイプ
1つボタン
モーニングコート、タキシード、ディレクターズスーツと言った礼服・準礼服で用いられます。
細身でスタイリッシュに見せたいジャケットに使われてます。
2つボタン、3つボタン
2000年代に入って、2つボタンが主流になっております。
仕事で日常的に使うのであれば、2つが無難です。
正統派でクラシックな印象を与えたい場合は3つボタンがおすすめとなります。
英国紳士のような引き締まったスタイルに仕上がります。
ダブルタイプ
細かいオプション
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/スーツ.jpg)
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/スーツ.jpg)
最後にオーダースーツのオプションとして細かいオプションをご説明していきます。
オーダースーツをもうワンランクこだわりたいという人は細かいオプションにも力を入れてみてください。
本切羽
スーツのジャケットの袖口にボタンホールがあり、そちらの開閉ができるようにする仕様です。
そんなの必要?
って皆さん思いましたよね?僕も最初のオーダーでは必要ないと思い断りました。
ただ、スーツをよく知っている人が見ると「おっ!」となるポイントです。
わざと1番袖口に近いボタンを外して、本切羽アピールしたり、抜け感だしたりできます。
また単純にボタンホールが綺麗になります。
良い生地でかっこいいスーツを作るのであれば、細かい部分までこだわった方が周りの人が見ても良いスーツができます。
なので皆さん是非、本切羽も追加オプションとしてやりましょう!
お台場仕立て
ジャケットの内側のポケットの周りを生地で囲う仕立てです。
生地を多く使い、手間もかかるので高級スーツに用いられます。
ジャケットの耐久性を上げる効果もあります。
オーダースーツのオプション まとめ
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/まとめ-23.jpg)
![](https://yurukenja.com/wp-content/uploads/2023/05/まとめ-23.jpg)
オーダースーツのオプションについて取り上げましたがいかがでしょうか?
スーツは学べば学ぶほど奥が深く、細かい遊び心があります。
ヨーロッパの貴族の方々が発祥ですが、カッコつけレベルがハンバじゃないなって驚かされます。
是非皆さんもかっこいいスーツを着て、歴史に彩られたカッコよさを演出して下さい!
コメント