ひらめきを得るための4つのステップ|脳の仕組みから解説

ひらめきを得る4ステップ

読者の悩み

  • お客様へ提案が必要だがなかなか良い案がひらめかない…
  • 長時間考えているが、同じ考えしか浮かばない

この記事では上記の悩みを持っている方に向けてひらめきを得る方法を書いていきます。
長時間考えてもひらめきは得られません。しっかりと脳の仕組みを理解して、ひらめきを得ましょう!

この記事で得られること

  1. ひらめきの仕組みを理解する
  2. ひらめきを得るための4つのステップ

筆者に関して

不動産メガネ

この記事は下記の本を参考にしております。
予防医学者・医学博士の石川善樹さんも推薦されている本です。

目次

ひらめきの仕組み

現代では科学の発展により、自動化が進んでいます。

人に求められるのが単純な作業ではなく、クリエイティブな作業かと思われます。

そして論理的な解決策ではなく、まったく新しい方法で知識を組み替えた解決策を出すのが求められています。

このようなまったく新しい解決策・ひらめきをここでは【インサイト】と書かれています。

インサイト体験の特徴として、答えに至るまで論理的な流れではなく、答えが突然「わかる」ことです。

このとき人は「確実で間違いない」と感じます。

体験する場面としては、お風呂でシャワーを浴びているとき、車でドライプしているとき、散歩をしているときなどが多いそうです。

上記のように、幸福感や安心感が増している場面でインサイトを得られる可能性が高まります。

逆に不安感があるとインサイトを得られる可能性が下がります。

脳が活性化して、インサイトが起きる微かな信号をキャッチできないノイズが多い状態になるからです。

インサイトを得たいのであれば、前頭前皮質の活性化を抑制しましょう。

Googleでは楽しみや遊びを許容する職場環境が作られているそうです。

いかに彼らが新しいアイデアを重要視しているかがわかりますね。

さらにインサイトをより多く得られる人がいます。

それは自らの思考を観察できる人です。

自分の思考を俯瞰的に観察できる人は、自分の思考を変えることができるのです。

同じ問題に躓く【行き詰まり】

何か作業をしている時に同じ答えにはまり込むときがありますよね?

例えば、文章を書いている時に同じを言葉、文章しか思い浮かばず何度も消しては書き、消しては書きを繰り返すとき。

そのような状態をここでは【行き詰まり】と表現されています。

この行き詰まりは、創造性が求められる場面でなりやすいそうです。

原因としては、人は新たな問題と直面した時に過去の経験で効果を上げた方法を使おうとするからです。

過去の経験がそのまま適用できれば良いですが、そのような時は少ないですよね。

この過去の経験が挟まることにより、最善の手が浮かぶ妨げとなるそうです。

このような誤った方法が行き詰まりを生じさせます。

1つの道筋に沿った思考を一旦やめなければ、同じアプローチに磨きをかけた方法が生まれるだけで、新しいアイデアは浮かばないのです。

行き詰まりの解除方法としては、

数秒間まったく違うことをするのが効果的です。例えば、靴紐を結んだり、ストレッチを行うといったことです。

また他人に答えを求めることも効果的です。なぜなら他人はあなたの思考に囚われていないからです。

問題を知りすぎていることが、逆に解決策を見つけられない理由となるのです。

これは会社で置き換えると、ベテランばかりで会議を進行するよりも、若手も一緒に含めて知恵を出し合う機会を設けることが必要だとわかります。

この行き詰まりに関して深く理解することは、次に学ぶ【ひらめき→インサイト】を知る上で重要となります。

しっかり押さえておきましょう!

ひらめきを得るための4つのステップ【ARIAモデル】

これはひらめきを得るまでの過程を示し、さらにひらめきを引き起こす可能性を高める実践的な手法になります。

AREAとは以下の言葉の頭文字を繋げた言葉になります。

①意識【Awareness】
②振り返り【Reflection】
③ひらめき【Insight】
④行動【Action】

1つずつ見ていきましょう。

ひらめきを得るための4つのステップ
①意識【Awareness】

脳が行き詰まりになにげなく注目している段階です。

前頭前皮質が活性化しないように直面している問題を単純化しましょう。

単純化に関しては他の記事でも書いていますので、そちらも参考にして下さい!

単純化に効果的な方法は、極力少ない言葉で問題を言い表すことです。

ひらめきを得るための4つのステップ
②振り返り【Reflection】

行き詰まりを頭に置きながら思考の内容ではなく、自分の思考プロセスを振り返る事を指します。

自分が通った思考プロセスがどれも間違っていたと認識することは、ひらめきを生じやすくなります。

ここでの目的は、自分の行き詰まりを高い目線で俯瞰的に観察します。

これにより右脳領域が活性化します。

ひらめきを得るための4つのステップ
③ひらめき【Insight】

ひらめきを得た状態に関して説明します。ひらめきを得たとき、人は力強い活力も得ます。

人の表情、声、しぐさから見て取れて電話越しでも伝わるそうです。

ひらめきは物事が変わる瞬間です。

アドレナリンやドーパミンが放出されて、刺激的で人を引きつけ最高の気分にします。

ひらめきを得るための4つのステップ
④行動【Action】

ひらめきの時に得たエネルギーを活かす機会です。この状態は長続きしないので気をつけましょう。

高揚感がある時は、勇気とやる気に満ち溢れていますが、神経化学物質が薄れれば急速に低下します。

鉄は熱いうちに打てとはこの事です。

以上がひらめきを得るための実践的な手法となるARIAモデルです。

これは自分だけでなく他人にも使用できます。

会社のメンバーで実践すればクリエイティブな思考がどんどん飛び出し、ハイパフォーマンスを出すこと間違いないですね!

ひらめきを得るための4つのステップ 最後に

クリエイティブな人々は目新しい方法で情報をまとめます。

そしてそこから生まれた目新しい物・システムは注目を浴びます。

ビジネスの世界では注目を引くことが収益へ繋がります。

但し、少しの新しさはドーパミンの分泌を促しますが、過度な新しいものは人に恐れを与えます。

前章で述べた逆U字理論と化学物質の分泌量が個人差によるという考えと合わせると、新製品・新しい仕組みに対して大衆の反応が様々になる理由がわかります。

例えば、ビットコインといった新しい仕組みには怪しさであったり、危険性を感じている方が多く見られます。

ウォルト・ディズニーは新しいアイデアを試した際に、全員から反対され、「これはいけるかもしれない」と思ったという逸話もあります。

クリエイティブなアイデアが生まれてそれを人に話した時に、人から否定されても諦めないで下さい。

そのアイデアはまったく新しいものかもしれません。

しかしインサイトを得た時に、人は「これは間違いない」と感じます。

一旦アイデアと距離を取って再度見つめ直しても、それがまったく新しいものであれば是非進めてみて下さい。

皆さんがハイパフォーマンスな仕事の成果を出し、日本が発展することを祈っております。

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この記事を書いた人

大学卒業後、大手建設会社で設計士としてマンション・アパートを設計。その後、不動産業界でフルコミッションの営業マンへ。
営業マンを6年続けた後に自分で不動産会社を設立し経営者となりました。不動産業界はアナログな環境なので、業務上での効率化を徹底的に追い求めています。

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