キッチン天板の徹底解説ー天板の素材は何がある?ー

キッチン天板 サムネ

キッチン古くなってきたし、リフォームしたいな。
キッチンってどんな種類があるんだろう。

キッチンをライフスタイルに合わせて選ぶことで、より快適な暮らし得られることができます。前回まで、キッチンの形状とレイアウトを解説し、特徴の違いがあったかと思います。

キッチンの形状やレイアウトに合わせて考えていきたいのが、キッチンの”天板(てんばん)”についてです。(天板とは、机・カウンターなどの上面の板のこと。)

天板においても様々な素材があり、素材それぞれで特徴と金額が変わってきます。今回は、キッチン天板の素材の特徴を解説していきます。

この記事を読むと下記のことが得られます。

  • 自分のライフスタイルにあったキッチン天板がわかる
  • キッチンに関しての知識がつく
  • キッチンリフォームの参考になる

このブログでは見ている人が「もっと早く知っておきたかった、、、」という内容をまとめ、より賢く暮らす為のお手伝いをしています!よかったら色々な記事を見てみてください

目次

人工(人造)大理石

キッチン天板
参照:https://cleanup.jp/

人工(人造)大理石とは、アクリル系もしくはポリエステル系の樹脂素材でできたキッチン天板です。業界では「人大(じんだい)」と省略して読んでいます。名称は“大理石”とありますが、「大理石のように見える。」と解釈した方が分かりやすいと思います。カラフルな見た目やインテリア性が高い天板となっています。

安価なのがポリエステル系ですが、アクリル系の方が耐熱性や汚れ落ちなどで優れています。人工大理石は主にアクリル系が採用されていますが、アクリル系とポリエステル系は見た目でほとんど分からない為、担当者への確認をお勧めします。

人工大理石は、昔は高熱の鍋を置くと焦げてしまうなど、耐熱性に不安がありましたが、年々改良が進んでおり、高品質な人工大理石も販売されています。

特徴

○樹脂を主としているため、特殊な形にも対応できるなど、加工性に優れている
○カラフルさや見た目など、種類が豊富でインテリア性に優れている
耐水性、耐久性に優れている
手入れがしやすいのが魅力

△耐熱性若干不安あり。(アクリル系とポリエステル系で異なる。)
×油やしょうゆなどの跡が残りやすい(こまめに拭き取ることが必要)

天然石

キッチン天板

天然石の天板は、耐熱性や硬度が高い素材で、天然石ならではの質感や重厚感を持っています。キッチン天板として、主に使用される石は、御影石(みかげいし)ですが、重いことで運搬費や施工費がかさみ、高額になってしまう場合が多いです。

天然なので、その素材にしかない模様が楽しめる一方、模様を選ぶこともできない点がネックです。

天然石から加工されているものの、細かく・小さい穴がいくつもあるため、汚れや水が染み込むことで、シミになったり、カビが生えて匂いがしたりと、デメリットがある。 機能性という観点では、コストパフォーマンスが悪くなってしまう。

特徴

○天然石でしか味わえない質感と重厚感
耐熱性に優れている。

×汚れや水に対して、こまめなケアが必要。
×日頃の水拭きにも気をつけなければならない。
×衛生面においてもデメリットが多い。
×高額で、機能面ではコスパが悪い。
×天然石のため、加工性が悪い。

クォーツストーン(エンジニアストーン)

キッチン天板
参照:https://www.takara-standard.co.jp/

クォーツストーン(エンジニアドストーン)とは、人工大理石の一種で、粉砕した水晶を樹脂で固めて成形した素材となります。水晶が高比率(93%以上)なものをクォーツストーンと呼ばれています。

天然石のような上質で美しい風合いを持ちながら、人工大理石の良さである、耐久性・耐水性に優れ、かつ加工のしやすさを持ち合わせた素材となっています。

一方で、値段が高額になることがデメリットとしてあげられるため、キッチン天板としては、分譲マンションや戸建て等で高額な物件にしか採用されていません。 個人的な見解ですが、おおよそ8,000万円以上の物件において採用されているように感じています。

特徴

天然石のような上質さ、美しさ
耐久性・耐水性に優れている。
硬度が高いため傷がつきにくい
○水拭きや中性洗剤で拭いたりと手入れがしやすいため、衛生面に優れている

△天然石よりも加工しやすく、人工大理石よりは重量が重く加工しづらい
×高額によるハイクラス商品

ステンレス

キッチン天板
参照:https://cleanup.jp/

ステンレス天板は、昔より使われている天板で、築古のマンションや戸建てにてよく見られるキッチン天板です。 レストランなど飲食店のキッチンでは、ステンレス天板が採用されており、他の天板よりも広いキッチンを作ることができ、衛生面の担保、安価なコストとコストパフォーマンスに優れています。

ひとえにステンレス天板と言っても、

・表面に細かい凸凹をつけた“エンボス加工”
・波打つような柄で傷がついても目立ちにくい“バイブレーション加工”
・汚れや水などに強く、優れた強度の“特殊コーティング”

など、各メーカーによって様々な商品が販売されています。

特徴

耐水性、耐熱性、耐久性に優れている
毎日の掃除・手入れがしやすく、衛生面も安心
○価格が安く、コストパフォーマンスが良い
○錆びにくい

×細かい傷がつきやすい
×水道水による水垢が目立ちやすい
×表面に傷がつきやすい

メラミン

キッチン天板
参照:https://hafele.co.jp/

メラミン天板とは、メラミン化粧板を合板などの上に接着したキッチン天板となっている。昨今の印刷技術の向上により、デザインも豊富で木目柄も見た目では遜色なく、自分の好みに合わせたデザインのキッチンを作れます。 継ぎ目がないため防水性に優れ、安価なのが利点の一方、熱に弱い商品が多い。

特徴

〇木目柄を含め種類が豊富でデザイン性が高い
防水性が高い
○日頃の清掃、メンテナンスが容易
○安価でコスパが良い

×耐熱性が低い
×経年劣化によりメラミン化粧板が剥がれてくる可能性がある。

セラミック

キッチン天板
参照:https://www.lixil.co.jp/

セラミックは、近年で増えてきた高級な素材で、セラミック(焼き物)ならではの耐熱性と耐久性を兼ね備えています。特に、硬さは、金属より硬いため、まな板入らずでそのまま包丁で切っても、天板に傷がつかないとされています。さらに耐熱性においても、高温の鍋をそのまま置いても耐えられます。デザインも重厚な高級感があり、ザラザラの感触を手で触っていたくなる質感です。

特徴

耐熱性・耐久性に優れている
金属より硬いため、傷にも強い
○調味料や薬品をこぼしても染みにくい
日頃の手入れのしやすさ
焼き物ならではの高級感

×重いため、運搬・設置にコストがかかる

タイル

キッチン天板
タイル天板キッチン イメージ写真

タイル張りのキッチンは、主に海外で使用されていることが多いです。そのためか、異国情緒あるキッチンインテリアとなります。タイルは種類も豊富で自分好みのキッチンに仕上げることができます。一方で、タイルとタイルの継ぎ目部分(目地)が汚れやすく、掃除しづらいことがデメリットとしてあげられます。

注意しなければいけないのが、タイル張りの仕上がりは職人次第となってしまうことです。細かいタイルであればあるほど、施工には手間がかかり、仕上がりのムラが出やすくなってしまうので、タイルを選ぶ際は注意が必要です。

特徴

耐熱性・耐水性が高く優れている
○タイルの種類が豊富でデザイン性が高い
○タイル部分は水や汚れにも強い
○金額はタイル次第になるため、調整が可能

×仕上がりが職人次第で、ムラが出る可能性がある。
×施工(工事)に時間と手間がかかる。
×目地が汚れやすく、日頃の清掃も手間がかかる。

さいごに

キッチン天板

キッチン天板について、解説していきました。ひとえに”キッチン”といっても、天板だけで、特徴とデザイン、価格がかなり変わってきます。

機能面と価格(コスパ)重視の筆者の見解ですが、

・基本的には、「人工大理石」が機能性、価格でバランスが良い
・お金に余裕があれば、「 クォーツストーン(エンジニアドストーン) 」がおすすめ

と、考えております。

本記事の内容を踏まえ、キッチン・ショールームで担当者に質問してみて、自分に合ったキッチン、自分が好きなキッチンを見つけましょう!

キッチンに関するさらに詳しく知りたい方は下記記事へ

リフォーム・戸建てを検討されている方は下記記事へ

あなたのライフスタイルに合う家、後悔のない住宅選びの一助となれば幸いです。

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この記事を書いた人

<資格>一級建築士・宅地建物取引士
<趣味>キャンプ(歴22年)、音楽、ボードゲーム

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