読者の悩み
- 何で日本のサラリーマンってスーツ姿がダサいんだろう?
- 自分はあんなダサい大人になりたくない…
- でも調子に乗ってるとも思われたくない…
この記事では、上記の悩みを持った就活中の学生や新社会人に向けて、スーツ姿がダサくなる理由を解説します。
本文の内容
スーツ姿がダサい3つの理由を解説
- サイズが合っていない
- 綺麗めとカジュアルを混合させる
- スーツのルール違反をしている
筆者に関して

私は不動産営業マンを5年しております。
不動産営業マンと言えばスーツが重要です。
私はオーダースーツを何度も作成し、失敗を重ねながらスーツ雑誌やスーツに関する本を10冊以上を読んで知識を蓄えました。そんな私が解説します。
<スーツに関する記事はこちらをご覧ください>




日本のサラリーマンのスーツ姿がダサい3つの理由を解説


スーツがダサくなる理由は、スーツのブランドや金額は関係有りません。
スーツに関する知識が無いからです!
下記の3点を最低限抑えて、ダサいスーツ姿のサラリーマンから抜け出しましょう!
スーツ姿がダサい理由
①サイズが合っていない


サイズが合っていない理由は、下記の2点になります。
- バブル時代の大きなサイズ感を引きずっている。
- スーツ屋の店員(特に低価格店)が大きめに補正する。
1つ目は、昭和の頃のドラマを見ると全員スーツが大きいです。
特に年配の方がこのスーツ姿を続けています。


2つ目は、スーツ屋ではスーツを誤って小さく仕立ててしまうと完全アウトです。どうにもできません。
なのでお客様から指摘を受けた際に補正ができるように少し大きめに補正する場合があります。



「なるほど!上記は気をつけるけど、そもそもスーツの適正なサイズってどうすればわかるの?」
では次にスーツの適正なサイズを解説します。
パンツの長さ


職場でパンツの裾がダルダルになっている冴えないおっさんをよく見かけます。
足が短く見え、ダサいので避けましょう。
上記のような裾が長いパンツを回避する方法としては、スーツ屋でパンツの裾を合わせる時に下記のように注文して下さい。



ハーフクッションでお願いします。
これで裾の問題は全て解決します。イメージとしては靴に少し裾が乗っかる程度の長さです。


最近ではスーツが細身に設計されている(テーパード)ので、裾が溜まりやすくなっています。
補正が終わりパンツを受け取る際は必ず試着をしましょう!
ジャケットの長さ




下記の3箇所が特に重要となります。
- 着丈・・・・・スーツの襟から裾までの長さ
- 胴回り・・・・ジャケットのウエスト回り
- 肩幅・・・・・肩の幅
着丈は、流行により長さが変化しやすいです。
しかし、お尻の終わりの付け根の部分が見え隠れするぐらいが流行に左右されないサイズです。
胴回りは、現在の支流はタイト目になります。
手のひらが1つ入るくらいが良いとされています。
肩幅は、ジャストサイズか少し小さめが良いとされています。
下記のサイトが写真も多く、サイズ感がわかりやすいので参考にしてみて下さい!
NY ONLINE
ワイシャツの長さ




ワイシャツのサイズは「裄丈(ゆきたけ)」と「首周り」で決まります。
またジャケットからワイシャツの袖が出る長さは、1.5~2.0cmがベストとされています。
スーツ姿がダサい理由
②綺麗めとカジュアルを混合させる


スーツにお洒落さや自分らしさを出そうとする方がいます。お洒落上級者以外はやめましょう。
スーツというよりファッションの世界で基本的な考えですが、綺麗めとカジュアルは混ぜないことです。
スーツとは、英国が発祥で紳士が着る服装なので綺麗めの最上級となります。
なので逆にカジュアルを混ぜなければ、ダサくなりません。



じゃあ、カジュアルな要素って何なの?
スーツ業界でいうカジュアルな要素とは、下記の4点になります。
- ネクタイ × ボタンダウンシャツ
- スーツ × ダウンジャケット
- スーツ × リュック
- スーツ × インナーダウン
ネクタイ ✕ ボタンダウンシャツ


これは皆さん以外に思うかもしれません。
ボタンダウンがカジュアルとされる理由は、スポーツの世界で誕生した服だからです。
スポーツを行う上で、襟が邪魔にならないようにボタンで止めるようになりました。
こういった経緯からボタンダウンはカジュアルな服装とされいます。
ちなみにノーネクタイの時にボタンダウンシャツはOKとされいます。
襟が広がることを防ぎ、だらしなく見えないからです。
スーツ ✕ ダウンジャケット




冬になると多く見られます。ダウンジャケットもカジュアルな場面で着られる服なので基本的にはNGです。
また裾が短いダウンジャケットを着ている方は、ダウンからスーツジャケットの裾が見えている方がいます。
普通にダサいです。
最近ではデザインが綺麗めで、丈の長いダウンジャケットが出てきています。
しかし、初心者の方はウールのロングコートが無難です。
冒険せずに、まずは基本的なアイテムを揃えましょう。
スーツ ✕ リュック


リュックって重い荷物の場合、楽でいいですよね?
しかしながらリュックは完全にカジュアルなのでNGです。
またスーツの形を崩し、肩の部分が擦れる可能性があります。
ブリーフケースを使用するのが無難と言えます。
スーツ ✕ インナーダウン
これは某大手の服屋が流行らせましたね。センスの良い人が着ているとかっこよく見えます。
ただスーツ・ファッション初心者の方はやめておきましょう。
でも冬は寒いですよね?
通勤中は外から見えないようにして、オフィス内では脱ぎましょう。
ちなみにスーツでネクタイを付けることは、綺麗めの最上位です。
そこにはカジュアル要素を一切排除しましょう。
逆にネクタイを外せば、ある程度のカジュアルが許されると考えて下さい。
スーツ姿がダサい理由
③スーツのルール違反をしている
下記の5点は説明不要なほど当たり前なのでやめましょう!
- 白ソックス、くるぶしソックス
- スーツのポケットに物を入れる
- ワイシャツが半袖
- インナーが透ける
- 折り返したら別柄、襟2つ
白ソックス、くるぶしソックス


靴下で冒険するのはやめましょう。
基本的には靴かパンツに色を合わせるのが良いです。
その方がパンツ、靴下、靴が同化して足が長く見える効果があります。
スーツのポケットに物を入れる


スーツはサイズが重要です。理由としては、シワを作らないためです。
自分の身体にフィットするように仕立てたのに、ポケットに物を入れるとシワができ形も崩れます。
ネクタイの結び方
高校生の延長線上のように着ている方、ボタンを1つ開けて、ネクタイを少し下げるのはやめましょう。
綺麗めなスーツ姿に合いません。
またネクタイの結び方でワンポイントアドバイスがあります。
スーツは立体的に見せるのが重要です。
ネクタイの結び方として、ディンプルを作ると立体的に見え、ワンランク上の見せ方になります。
下記の動画がディンプルの作り方に関して、詳しく解説しており参考になります!
ワイシャツが半袖
ワイシャツの袖の長さをジャケットから1.5〜2.0cm出す前述しました。
これには理由があり、スーツは昔高級品だったのでジャケットが汚れないようにワイシャツの袖を出していました。
このような背景があるので、半袖の上にジャケットを羽織るのはやめましょう。
インナーが透ける
ワイシャツはスーツの世界では肌着に当たります。
なのでワイシャツの下には何も着ないのがルールです。
但し、昨今の情勢的に着る必要がある場合は無地のベージュがおすすめです。


上記で添付している画像がわかりやすい例です。カスタムライフで詳しく説明されているのでこちらも参考にして下さい!
間違っても柄やプリントTシャツをインナーで着ないようにして下さい。
折り返したら別柄、襟2つ




ワイシャツはシンプルな白や薄い水色が一番スーツをかっこよく見せます。
柄やデザインが付いているワイシャツは一切着ないで下さい。
なぜ日本人のスーツはダサいのか まとめ


- スーツはブランドや価格では知識をつければ、ダサくならない!
- カジュアルと綺麗めを混合しない!
- 基本的にシンプルが一番!
上記の3点を押さえておけば、スーツがダサいサラリーマンにはなりません!
これから就職を控えた大学生、新卒の方、皆さんでスーツ姿のサラリーマンのイメージを変えましょう!
<オーダースーツに関する記事はこちらをご覧ください>




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